お久しぶりの更新となってしまいました。

この暑い季節はクーラーの効いた部屋にこもって運動不足になりがちですね。そういう時はサトシのように赤い帽子を珍しいモンスターを探しに行くたびに出たくなります。そこで、とあるイベントに向けての事前準備の一環としてですが、4人の学生で研究所周辺でコケをサンプリングし、誰が一番コケを集められるか勝負しました。

研究所周辺は自然豊かなので、こういう地面に生えたコケをちょっと頂いたり、、、

 

あとはこういう木の皮をちょっとだけ採取したり、、、

あと、ある後輩が寺のことのことで、手入れされたコケを何個か取ってきてくれました。

一人6箇所サンプリングして、合計24枚のサンプルが集まりました。これを寒天ゲルの上に軽く撒いて、水をかけて数時間まつと、思いの外クマムシが見つかりました。

まずは獰猛なオニクマムシ (たぶん)

 

ついでおそらくショウナイチョウメイムシ!

 

そして最後にはトゲクマムシ!

 

合計10匹ぐらいのクマムシが見つかりました。やっぱりショウナイチョウメイムシは多かったですね。

というのも、ショウナイチョウメイムシ (Macrobiotus shonaicus)とは名前に「ショウナイ」と書かれているように、庄内地方で初めて見つかった種になります。このブログの筆者の一人でもある荒川先生が今年の春論文で報告した種です。

長々と書きましたが、学生4人の勝負の勝者はnariさんでした!
おめでとうございます!!!
今回詐取された約10匹は飼育可能な種なものとできない種が混ざっていますが、とりあえずいつもの生クロレラをあげて、たべてくれるか検証して見ます。

 

プラスチックシャーレの上で乾眠させた20匹のヨコヅナクマムシです。これは、とあるプロジェクトに向けた開発の一環で実験しています。

それにしても、クマムシの写真を撮るのは難しい!今回はプラスチックシャーレの下にティッシュペーパーを置いて、背景とクマムシがほどよいコントラストになるように工夫しました。少しでも良い写真を撮ろうと日々奮闘中です。

あさイチ
NHK『あさイチ』公式サイトより

3月2日(木)、NHKの『あさイチ』で私たち慶應義塾大学先端生命科学研究所クマムシ研究グループが出ます。

あさイチ JAPAN-NAVI 山形・庄内地方:NHK

当日の『あさイチ』では山形県庄内地方の特集を放送予定。山形県鶴岡市にある慶應義塾大学先端生命科学研究所も取り上げられました。クマムシ研究グループからは荒川をはじめ、堀川、吉田、そして新メンバーの学部1年生・西野が取材を受けました。

当クマムシ研究グループは世界でももっとも多くの数の生きた(あるいは乾眠した仮死状態の)クマムシを保有していると思われます。

Screen Shot 2017-02-25 at 08.02.19

当日は、当研究グループでたいせつに育てているそんなクマムシたちがお茶の間に登場します。そのほか、クマムシ研究の紹介をはじめ、鶴岡市での研究生活についても語らせていただきました。実際の放送で、どんなところがフィーチャーされているのか楽しみです。

放送時間帯は8:25〜9:00ごろのようです。連続ドラマの後も、チャンネルはそのままでお願いしますね。