横綱のクマムシ

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今回は私たちが飼育しているクマムシたちをご紹介!のなかでも登場したヨコヅナクマムシについて、もう少し突っ込んで紹介します。

ヨコヅナクマムシの学名は「Ramazzottius varieornatus (ラマゾティウス・バリエオルナトゥス)」といいます。この種類はもともとはイギリスで最初に発見されました。クマムシ博士こと堀川大樹博士が大学院生のとき、これとよく似た種類のクマムシを札幌市の橋の上に生えるギンゴケから発見。クマムシの分類学が専門の阿部渉博士に同定していただいた末に、同じ種類ということになりました。

この時点では、Ramazzottius varieornatusに対応する和名は存在していませんでした。その後、この種類がクマムシのなかでもとりわけ高い耐性能力をもつことが判明。そのトップレベルの強さから、相撲界でいうところの神=横綱の名を冠したヨコヅナクマムシと名付けられました。これは名付け親の堀川博士が相撲好きであり、平成の大横綱・貴乃花をイメージしてつけたとのこと。

ところで、実際にはヨコヅナクマムシはメスばかりなので、女相撲の横綱ということになりますね。

次回以降ではヨコヅナクマムシの生態をさらに取り上げていきます。