ちょっと前になりますが、慶應義塾大学クマムシ研究グループ・プレゼンツのクマムシ採集観察キットが学研から発売されました。本研究グループからは荒川和晴と堀川大樹が企画から監修まで、本キットにかかわっています。定価は税抜きで1800円です。

 

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クマムシが棲んでいそうなコケを持ち帰り、付属のベールマン装置にかけたあと、やはり付属のLED内蔵ズーム顕微鏡でクマムシを探します。

 

クマムシを見つけられるかどうかのもっとも大きなキーポイントとなるのが、コケの目利き。クマムシがすんでいるコケは「ほんとうにこんなところに生きものがいるの?」と思えるほどカラカラのものです。

 

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本キットのガイドブックには、クマムシがよくいるコケがどんなものかも紹介しています。ちなみに、慶應義塾大学SFCのメインの階段には、クマムシにとって棲みやすいコケがたくさんあります。ガイドブックにも、この写真が掲載されています。クマムシのいるコケを見分ける能力は「コケリテラシー」とよばれます。ぜひとも本ガイドブックを参考に、コケリテラシーを磨いてみてください。

 

お手軽にクマムシを見つけたい方は、ぜひとも本キットを活用していただければ幸いです。

ちょっとあいてしまいましたが,続きです!!

こんなクマムシさん達が済んでいるところにお邪魔してくる子達,色々居ます.

例えばこの子.

 

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約100μm (0.1mm)ぐらいしかない小さな生物です.

こちらはワムシと呼ばれる生物の一種ですね.
こやつらは一匹でも培地に入ってしまうと,おいしいおいしい生クロレラV12を食べて大量増殖します.なぜならクロレラ工業株式会社の生クロレラV12についてのページに行くと,「ワムシ培養用餌料」と書いてあります.ワムシ用の餌なので増えるのは当然ですね;;

こいつらを放置できたらよいのですが,あいにくこいつらがいっぱい居るとクマムシさんたちが機嫌を損ねてしまって卵を産まなくなってしまいます.

だから丁寧にこのワムシ達は取り除かなくてはいけません。

 

 

次は微生物です.

下の写真に細い透明な管みたいなものや,黒い点がいくつか見えませんか?

 

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こちらはいわゆるバクテリアと呼ばれる生物です.静止画だとわかりにくいので動画でもどうぞ

なんかぐるぐる回っているの居ますね,こちらが微生物です.

こいつらは空気中にぷよぷよと浮いているので,クマムシを滅菌されたエリアで飼わなければ絶対入り込んでくる忍者達です.

といっても,彼らが紛れ込むのは悪い事ではありません.

ごーーーくたまーーーーに,餌をあげていないのに関わらず生き延びているクマムシがいます.そのシャーレをよく除くと,こういったバクテリアが大量発生しています,みるのが嫌になるぐらい.でもこういう珍しい例を調べていくとなにか面白い事が見つかるかもしれません.

 

といったわけで,ちょっと間隔は開いてしまいましたがクマムシと一緒に住むやつらという連載でした.やはりクマムシたちを顕微鏡越しでずっと眺めているのは楽しいものです.

 

やっと見つけた。。。

やっと出会えた。。。

会いたかったよー!!

 

(^0^)}あなたのお名前は?

?}私は、、トゲクマムシ!

(^0^)}どこに住んでるの?

トゲ}よくコケの中にいるよ!

(^0^)}あまり見かけない種類だね。

トゲ}そうだね。だって私はレア度★★★! ★3つです~~!

(^0^)}へぇー!トゲクマムシさんのチャームポイントは?

トゲ}他の種類のクマムシさん達にはない、ヒゲのようなトゲ!! もう一つは、背中に亀の甲羅のような模様があるよー!!

(^0^)}本当だー!! 他の種類のクマムシさん達とはかなり違うねぇ!

トゲ}そうなのよ。だから私を皆に紹介して~~!!

 

ということで、コケの中からやっと見つけたトゲクマムシさんはこちら!

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頭が兜みたいで、かっこいい★★★

ちなみに、トゲクマムシ探しは、慶応大学クマムシ研究グループの荒川さんのお力をお借りして見つけることができました。